理由1
快適な空間をつくる自在なグリーンレイアウト
限りある室内空間において人が活動する上では、当然その目的を達成するために活動するのですが、その空間に設置される植物はその活動を妨げず、より良いものにしていくことが求められます。人の営みを物理的に妨げず、かつ人の活動にプラスの効果をもたらすという、相反する要素をきれいにまとめていくというレイアウトが重要になります。
壁面緑化
天井緑化
グリーンパーテーション
理由2
より清潔な空間をつくるハイドロカルチャー
室内をきれいに保つためには、その原因となる、有機物を除くことが重要ですが、土は有機物の塊です。一般的な自然環境ならば、土のバランスが微生物などにより適切に保たれますが、室内においてはこのバランスが崩れ、デメリットが発生しやすくなります。そのため、室内環境でも適切に管理できる土に代わる栽培方法の確立を進めてきました。
ハイドロカルチャー栽培と土耕栽培の比較
土耕栽培 | ハイドロカルチャー栽培 | |
---|---|---|
生育管理 | ||
レイアウト | ||
植物の健康 | ||
臭い・ 虫の発生 |
植物が空気をきれいにすることは一般的に知られていますが、具体的には、植物の蒸散という働きが関わってきます。植物は必要な水分や栄養素等を多くの水分と一緒に葉や茎などへ運びます。運搬の役割を終え、余った水分は葉の裏にある気孔という器官から外に放出され、新たな外気を取り込みます。
取り込まれた外気には、二酸化炭素以外にも様々な物質が含まれており、これらは根に送られ分解されます。そしてまた水と共に運ばれ、運ぶ役割を終えた水分がまた気孔から放出されるというサイクル繰り返します。
この蒸散の働きにより放出される水分は、蒸留水と同じきれいな水分であり、このことから自然の加湿器とも考えられます。
ハイドロカルチャーによる蒸散能力は土植えの植物よりも格段に高く、植物の持つ空気浄化機能を最大限に引き上げることができます。
理由3
自社農園による植物生産の必要性
ハイドロカルチャーに室内管理上のメリットがあるとしても、市場には、ハイドロカルチャーによる植物栽培を行う生産者はありませんでした。ハイドロカルチャーを進めていくには、新しい生産方法や設備やその関連資材など、単に植物生産にとどまらず、設備や様々な資材が必要ですが、土の植物をつくる方がずっと簡単だったからです。
しかし、当社はハイドロカルチャーの様々なメリットに着目し、土の栽培からハイドロカルチャーの栽培への切り替えを進めました。
理由4
専門スタッフによるメンテナンス
土の場合は、植物にとって十分な水管理や、土壌管理をし続けることが難しく、一定期間で交換する必要があります。そうすると、植物を運ぶための輸送トラックなどが都度必要になり、排ガスや廃熱などの環境負荷がかかりやすくなります。
ハイドロカルチャーは、土と管理方法が異なるため、ハイドロカルチャーの知識と経験を持ったスタッフがメンテナンスを行います。電車等の公共交通機関を積極的に利用し、環境負荷をかけないよう心がけています。
また、ハイドロカルチャーの場合は、その場所で永く生長できるようにメンテナンスを行います。作業終了時に以前の状態から変化があれば、管理状態を画像で記録することで、植物の状況をお客様と社内で共有し、適切に対応できるようにしています。