2024.11.21
観葉植物のレンタルとは?④
ハイドロカルチャー
レイアウトの基本
植物の健康効果
植物の管理方法
観葉植物最新情報
植物育成の最低条件
植物は生きています。そのために、光・空気・水という3つの条件を満たす必要があります。
どんなに植物を置きたくても、
根本的に育成ができない場所への設置をすることはできませんので、
その場合は設置場所を変えるもしくは、設置できる環境に整えるといったことが必要になります。
では、どのような環境が適切なのか、順を追ってご説明します。
光
植物、特に観葉植物は主に光合成で、自分の生長に必要な栄養素を作り出します。
したがって、光が弱いと光合成ができず、弱ってしまいます。
植物によって多少の違いはありますが、
概ね日中に500~1000Luxあればが適正と言われています。
たとえば、事務所に設置してある蛍光灯の真下の光くらいのイメージです。
植物の光合成は、太陽光でなくても人工照明でも可能です。
最近では、植物育成に特化した照明もありますが、
一般的な照明でも明るければ、概ね効果が期待できます。
逆に窓辺で直射日光が当たりすぎる、暑すぎるような環境も
葉が傷む原因となりますのでこちらも注意が必要です。
厳密には光の波長(成有効光量子束密度/PPFD)や強さ(光補償点と光飽和点)により、
成長度合いが異なりますが、これについてはまた別の機会にお伝えしたいと思います。
水
次に、メンテナンスの中心となる水やりです。
一般的な植物の場合ですと、与える水の量は、植物の品種や置かれた環境により、異なります。
与えた水は、植物の生長に伴い、葉の裏側の気孔から蒸散されます。
植物の設置環境が良ければそれに比例して蒸散量が増えます。
蒸散される水分は蒸留水ですのでそれゆえに、自然の加湿器と言われます。
また、当社で扱うハイドロカルチャーの場合は、土の植物とは管理が異なります。
底面に水を溜めて管理しますので、いわゆる鉢皿がありません。
水の量は、設置した水位計のゲージで最適な給水量を確認しながら行います。
給水した水は、次回のメンテナンスまで、およそ2週間程かけて吸収していきまます。
空気
3つ目に空気ですが、一重に空気と言っても、様々な要素があります。
まず気温です。
気温は、品種にもよりますが、概ね25-30℃が適温となります。
観葉植物のほとんどが亜熱帯の植物ですので10℃を下回ると成長が止まり、
5℃を下回ると傷む植物が出てきます。
また、急激な温度変化も植物の生長を妨げる現認になりますので注意が必要です。
次に湿度ですが、概ね60-70%程度になります。
特に注意が必要なのは、空調機の近くで、乾燥した風が当たることにより、
植物の葉の水分を取ってしまうことにより、葉が傷む場合があります。
適度な湿度のある自然の風はむしろ当ててあげたほうが、植物は元気になります。
最後に空気の質ですが二酸化炭素がある方が、植物は元気に育ちます。
光合成で二酸化炭素を自身の栄養素に変えていきますので、
人が呼吸している場所は植物にとって良い環境と言えます。
さいごに
植物が育つ環境をいろいろとお伝えしてきました。
お気づきかもしれませんが、人が快適だと思う環境が、植物にとっても快適な環境、
ということを覚えいて頂ければありがたいかと思います。
Businesswoman Relax from work. At the office