第一次世界大戦がはじまると、鉄鋼物資の不足を補うため、アメリカ政府は実験用にコンクリート製の船を建造しました。
この当時作られた最大の船は、1919年に進水した長さ129mのSSセルマという船です。
この船は石油タンカーとして造られ、軽量化の為にハイダイトが使われていました。
しかし、わずか数年後には衝突事故により修復が不可能となり、テキサス州の海に沈められました。
海岸からも見ることができる場所に位置し、現在はコンクリート構造の研究対象になっています。また、フィッシングスポットとして地元の人たちに親しまれているようです。